広島、長崎への原爆投下から75年。あの日、すさまじい熱線と爆風に耐えた建物や、研究用に被爆者の遺体から採取された組織標本も、核兵器の恐ろしさを生々しく今に伝える。自らの体験を語り、二度と繰り返してはいけないと訴えてきた被爆者が減り続ける中、「物言わぬ証人」の存在はますます重要になる。どうやって後世に残し、生かしていけばいいのか。
爆心地から南東に約2・7キロ離れた広島市南区の住宅街。大通りを入ると、高い切り妻屋根のレンガの建物が現れる。軍服や軍靴の製造工場の倉庫として使われ、現存する被爆建物では最大の「旧広島陸軍被服支廠(ししょう)」だ。4棟がL字形に並び、レンガの外壁が400メートルにわたって続く。反り返った赤茶色の鉄の扉が、原爆の爆風の威力を物語る。
被服支廠はかつての軍都・広島を象徴する軍需工場の一つで、倉庫は1913年に完成した。内部は鉄筋コンクリート造りの3階建てで、1棟の延べ床面積は約5600平方メートル。被爆直後は臨時救護所となり、膨大な数の人が運び込まれて息絶えた。
現在は広島県が3棟、国が1棟を所有する。戦後は広島高等師範学校(現広島大)の校舎や広島大の学生寮、運輸会社の倉庫などとして利用されたが、約25年前から使われておらず、県は昨年、耐震化に84億円がかかることなどを理由に2棟を解体する方針を表明。被爆者団体や文化団体、建築家グループから保存と活用を求める声が相次いだ。
学徒動員されていた15歳の時に敷地…
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August 09, 2020 at 04:50PM
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新技術で被爆の実情明かす標本 破壊と被災伝える建物 「証人」残す財政支援が急務 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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