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世界で活躍する建築家に聞く、進路の選び方(ベネッセ 教育情報サイト) - Yahoo!ニュース

老朽化した建物を解体するのではなく、構造の補強で再生・延命させ、世界からも注目を集める建築家、今川憲英氏。でも、最初から建築家を目指していたわけではなかったのです。東京電機大学の教授でもある今川氏の進路の選び方とは?

建築家を目指すきっかけ

 建築家今川憲英氏が大学受験を控えた高校3年生の時は、1964年の東京オリンピック開催にそなえて国立代々木競技場が建設されていた最中。日々進む建設の様子は、テレビでも放送され、当時高校生の今川氏もその様子を朝のニュースで見ていたと言います。 「数学や科学が好きで、英語や国語は苦手で。そのときは機械系を目指していました」と今川氏。それが国立代々木競技場の映像を見ているうちに、そのダイナミックな空間に惹かれたと言います。国立代々木競技場といえば、設計は(故)丹下健三氏。メインアリーナとして使われた第一体育館、第二体育館ともに吊り橋と同様の吊り構造の技術が用いられています。観客が競技の観戦に集中できるように内部に柱がない構造です。その構造に興味を持った今川氏は、それが(故)坪井善勝氏によるものだと知り、彼のもとで建築を学びたいと思ったそうです。  坪井善勝は、建築構造学者であり、構造デザイナー。当時坪井善勝氏は、日本大学でも教えていたため、今川氏は日本大学理工学部建築学科に入学。坪井善勝研究室で建築の構造とデザインについて学びました。

「建築」には多岐にわたる知識が必要

 いわゆる建築家というと、建物のデザインをする人を想像する人が多いでしょう。しかし、そこには、構造や設備など建築にも多彩な分野があります。  現在、大学で構造設計を教えている今川氏が目指す構造設計のひとつが、構造の補強。建物の耐震構造など強度を計算して、設計・デザインを行うことで、老朽化した建築物を再生・延命させています。たとえば、耐震壁を1枚設置するだけで震度7の地震にも耐えられるようにした幼稚園など、ただ補強するだけではなく、スマートなデザイン性にも配慮されています。  また構造設計を基盤に、自然に対して存続できる建築物や耐震について考えることは、地震の多い日本には必要だと言う今川氏。安心して暮らせる、古いものを大事に使うなど、構造設計は建築という枠を超えて、その役割の広さも魅力。将来性が高く、面白いところでもあります。

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August 09, 2020 at 04:09PM
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