広島市内に残る最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠」の存廃を巡り、広島県が所有する３棟のうち２棟を解体する方針を示し、波紋が広がっている。県は建物の老朽化により地震で倒壊する可能性を懸念する一方、被爆建物の継承に力を入れてきた市民団体や広島市は全棟保存を求めており、見解が分かれている。
被服支廠は、旧陸軍が１９１３年に建築したれんが造りの巨大な倉庫。爆心地から２・７キロ離れ、４５年８月６日の原爆投下直後に臨時の救護所となったが、現在は利用されていない。倒壊を免れた４棟が現存し、うち３棟を県が、１棟を国が保有する。
県は９５年から専門家を交えた検討会を設置し、建物の活用方法を模索していたが、２０１７年度の調査で「震度６...
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February 02, 2020 at 08:55AM
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被爆建物、解体か保存か - 山梨日日新聞
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