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「介護になっても」「高齢者でも」幸せな家とは? 建築家がたどり着いた答え(Reライフ.net) - Yahoo!ニュース

 「高齢になり自立した生活が送れなくなったら、どこに住めばいいのだろう?」。老後の不安のひとつでもある「住まい」が多様化し、新しい住まい方も登場してきています。住宅と福祉施設を一体化し、多世代共生の助け合いを目指す集合住宅「おほちの杜」(大阪市)も、そのひとつ。「集まって住まうこと」のあるべき形を提案してきたアトリエ・ホロニカ一級建築士事務所の中村清久さんと、株式会社ライフデザインインターフェイスの中村眞理子さんに、「おほちの杜」で実現した丁寧な高齢者ケアのしくみについて伺いました。

●これまでと同じ生活を、同じ場所で続けられる安心

 「おほちの杜」は、高齢者に焦点を当てて計画した集合住宅です。地上11階建ての建物の中にコーポラティブハウスと高齢者専用シェアハウス、デイサービス、訪問介護事務所、居宅介護支援事業所が共存しています。つまり、住居(暮らし)と福祉施設(サポート)が一体化した建物です。

 高齢者に焦点を当てたのは、今から20年ほど前。自分の両親が高齢になっても、ケアを受けながら安心して暮らし続けられるしくみはないかと考えたのがきっかけでした。現在は高齢者の孤独死や引きこもりが問題になっていますが、高齢者が社会と関係性を保ちながら自立した生活を送れる環境を整えることが、これからの社会的なニーズとも一致してくるのではと当時から感じていました。

 おほちの杜では、住宅と福祉施設が組み合わさることにより、住人が必要に応じて適切なケアを受けられる環境が整っています。たとえば、コーポラティブハウスもしくは高齢者専用シェアハウスに住み続けながら、建物内にあるデイサービスや訪問介護サービスを利用するという形です。

●介護施設の食堂は、地域のたまり場に

 介護、日常の食事、見守りなど、その人の状況によってさまざまなケアのニーズが存在します。これらに対して介護保険で適用できる範囲はかなり限られているため、おほちの杜の福祉施設では、介護保険適用対象外のサービスも柔軟に取り入れています。
たとえば、「デイサービス」と「訪問介護」は介護保険対象内のサービス。食事を自宅まで配達する「お食事お届け便」、コーラスや手芸、習字を楽しむ交流会「カルチャー倶楽部」、住宅で生活する際の身体的負荷を軽減する「福祉リフォーム・住宅改修」などは介護保険対象外のサービスです。このように多様なサービスを用意することで、住人が抱える“日常のちょっとした困りごと”まで丁寧にサポートできるのです。
これらのサービスは外部の方も利用可能です。デイサービスの一環で利用できる施設内の食堂や居間は、今では近隣に住む地域住民の溜まり場にもなっているんですよ。

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February 07, 2020 at 02:30PM
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