長野県軽井沢町にあるセゾン現代美術館は、2020年7月26日(日)から11月23日(月・祝)まで、「都市は自然」展を開催する。
元々は生物学の分野で使用されていた「共生」という用語は、環境問題や人権問題の標語にも用いられるようになり、今では一般的な言葉として使われるようになった。
この「共生」という言葉が広くに知られるようになったのは、1970年代より「共生の思想」を提唱してきた建築家・黒川紀章によるところが大きいという。
同展では、黒川とともに日本発の建築運動「メタボリズム」に参加した建築家・槇文彦に薫陶を受けた建築家・團紀彦が展示構成を担当。團の「共生」に関連した作品や画像資料にくわえ、複数のプロジェクトで團と共同制作をしてきた美術家・大久保英治の新作インスタレーションを展示する。
さらに「共生的社会」と題したセクションでは、同館館長の堤たか雄がキュレーションを担当し、ブックアーティストの太田泰友、独自の視点で社会問題に向き合う磯村暖の近作を紹介。
2020年より軽井沢町の都市と自然環境に対する提言を行うマスターアーキテクトに就任した團の建築は、「自然との共生」が特徴である。美術作品や関連資料など、さまざまな展示物を通じ、今まさに私たちの生活が変わろうとしているなかで、日本の自然観、都市観に基づいた、同氏の解釈による「共生」の展観を試みている。
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July 17, 2020 at 02:15PM
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建築家・團紀彦が日本の自然観・都市観にもとづく「共生」を解析 セゾン現代美術館に「都市は自然」展を開催 - AXIS
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