太平洋戦争中、陸軍の弾丸などを造っていた「名古屋陸軍造兵廠鷹来製造所(鷹来工廠)」の旧司令棟が、愛知県春日井市の名城大のキャンパスで今も使われている。大学は2021年に建物の外観を残しつつ内部を改修し、教育・研究の場として再整備する予定だ。
鷹来工廠の市民向け勉強会を開いてきた名城大の大学院OBで「ふるさと春日井学」研究フォーラムの河地清会長(77)は「広く市民にも知ってもらいたい」と話す。終戦前日の1945年8月14日、米軍の特殊部隊が原爆の投下実験のために造った「模擬原爆」が落とされ、工場に大きな被害が出たが司令棟は無事だった。
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旧兵器工場の建物を保存へ、愛知 名城大学で今も使われ、来年改修 - 東京新聞
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