きわめて多作な建築家の1人で、近年、東京都内で国立競技場や高輪ゲートウェイ駅などを手がけた隈研吾が新たな代表作を完成させた。美術館・博物館・図書館の機能を融合した「角川武蔵野ミュージアム」(埼玉県所沢市)だ。
美術館・博物館・図書館の機能の融合をめざす角川武蔵野ミュージアム(埼玉県所沢市)
JR東所沢駅から徒歩およそ10分。住宅街を抜けると、亀裂が入った巨大な岩石のような外観が目に入る。武蔵野台地という敷地を意識して「大地のマグマがそのまま隆起したイメージ」で設計したと隈。ガラスや木材を使ったシャープで透明感あるデザインが持ち味だが、今回は「繊細さを求めるのではなく、物質の生の感じをそのまま出そうと思った」と話す。
総量1200トンの花こう岩は中国山東省から切り出し、わざと粗く削って使っている。上部に向かって広がる建物の構造を鉄骨・鉄筋コンクリートで造り、1枚70キロの石板2万枚を積み上げた。隈は2018年、英国スコットランドのデザイン博物館「V&A Dundee」で、同地の崖地を思わせる有機的なデザインを発表。木や竹、紙といった自然素材を現代建築に取り入れるこれまでの手法を飛躍させ、建築と自然の一体化を目指しているように思える。
同ミュージアムでは竣工記念展「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 石と木の超建築」を開催中。
(窪田直子)
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August 13, 2020
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