1979年に「アルフレックス」のStripsソファでコンパッソ・ドーロ賞を受賞し、2011年にはそのキャリアが評価され、生涯功労賞を受賞した建築家でデザイナーのチニ・ボエリ(マリア・クリスティーナ・マリアーニ・ダメノ)が、今年のコンパッソ・ドーロ授賞式と同じ2020年9月9日に亡くなった。
チニ・ボエリは1924年6月19日にミラノで生まれた。1951年、ジュゼッペ・デ・フィネッティがかつて語ったように、建築は男性の世界であり、“女性のためのものではない”と考えられていた時代に、彼女はポリテクニーク・インスティテュートで建築の学位を取得した。彼女はそれからジオ・ポンティのもとで働き、その後マルコ・ザヌーゾと何年にもわたって仕事をし、1963年にはついに自分のスタジオを開き、同じ学部で教え始めた。
彼女はミラノの中流階級の価値観を体現していると考えられていた 。彼女は自分の仕事に専念し、仕事への情熱と実用主義を貫いたことにより、2019年のアンブロジーノ・ドーロ賞を受賞。また彼女は民主主義を強く信じており、イタリア解放のために運動していた時代から、自国の文化的・政治的世界に積極的に参加していた。
チニ・ボエリは、レナート・ボエリという神経科医と結婚し、経済学者のティト・ボエリ、建築家のステファノ・ボエリ、ジャーナリストのサンドロ・ボエリの3人の息子をもうけた。
チニ・ボエリがデザインした有名な作品の中には、ミラノの学校で習得した、綿密でクリーンなラインを持つものが多々ある。前述の「アルフレックス」のStripsソファdivano Strips、Boboアームチェア(1967年)、Serpentoneソファ(1971年)、Taleteテーブル(1976年)、Double faceと呼ばれる回転式の本棚(1980年)、「ノル」のLunarioテーブルとGradualソファ(1970年)、「ヴェニーニ」のFeltroランプ(1989年)、「フィアム」のGhostアームチェア(1987年)などが挙げられる。建築においては、常に人と自然環境との心理的な関係に基づいてデザインし、たくさんの住宅(サルデーニャ島のラ・マッダレーナに建てられた家とオズマーテにあるカーサ・ネル・ボスコ「森の中の家」が有名)、アパート、美術館のインスタレーション、オフィス、ショップなどを設計した。
original text : DIGITAL EDITORIAL STAFF translation : Rubicon Solutions, Inc.
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