広島・被爆建物 旧陸軍被服支廠 知事「保存などのコスト 想定より低い可能性」（RCC中国放送） - Yahoo!ニュース

中国放送

　広島市内の最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠」について、県がれんが塀の検査を行った結果、想定より強度が高く、保存などにかかる費用が少なくなる可能性があるという認識を示しました。 　４日の会見で湯崎知事は、保存のあり方について検討が続いている旧陸軍被服支廠について、れんが塀の強度を調べた結果、３年前の調査に比べ、２倍以上の強度があったと明らかにしました。 　また、この結果を基に耐震診断を行ったところ、震度６から７程度の地震で倒壊や崩壊する可能性は低いとされる耐震指標０．６以上となる可能性が高いと判断されたということです。 　「耐震性があるのではないか、それを前提として工事費が安くなる、コストが減少するのではないかと考えている。」（湯崎英彦知事） 　これまで県が保有する３棟の全棟保存にはおよそ１００億が必要と試算されていた工事費については「概算で３分の１から４分の１になる」と述べました。 　今後、建物の安全に関する検討会議を設置し、早ければ今年度中に被服支廠の方向性を示したいとしています。

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September 04, 2020 at 06:03PM
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